Googleカレンダーで特定ユーザーからの不要な予定招待をブロック可能に 対象条件とGmailの使い分け、9月18日までの展開予定を整理

カレンダーへの不要な予定招待をブロックするイメージいするイメージい

2026年8月18日、Googleは「Managing unsolicited event invitations with user blocking in Google Calendar」を公開し、Google Calendarで繰り返し届くカレンダースパムや不要な予定招待に対応するため、ユーザーをブロックできる機能を発表しました。

Calendarでのブロックは、今後の予定招待だけでなく、Googleアカウント全体のブロックリストにも関係します。また、相手がGoogleアカウントを持つかどうかによって、Google CalendarとGmailで対応方法が分かれます。

不要な招待に対応するときは、どの相手を対象にできるのか、ブロックがどこまで影響するのかを理解したうえで使い分ける必要があります。

目次

Googleカレンダーでユーザーをブロックすると、新しい予定招待を受け取らなくなる

Google Calendarでユーザーをブロックすると、ブロック操作の対象となった現在の予定は自動的に削除されます。その後、その人物から新しいCalendar招待を受け取らなくなります。

ここで注意したいのは、削除される範囲です。Googleの発表が明記しているのは「current event」であり、その相手から過去に受け取った予定や、すでに存在する予定がすべて削除されるとは示されていません。

また、相手側が予定を作成できなくなったり、招待の送信操作そのものができなくなったりするという説明でもありません。確認できるのは、ブロックした側が、その人物から新しいCalendar招待を受け取らなくなるという挙動です。

Googleはこの機能を、繰り返されるカレンダースパムや不要な招待からカレンダーを守るための仕組みとして紹介しています。ただし、すべての迷惑招待やカレンダースパムを完全に防げるという意味ではありません。特定の相手をブロックした場合の機能として理解する必要があります。

CalendarでのブロックはGoogleアカウント全体のブロックリストにも反映される

今回の機能で特に確認したいのが、ブロックの影響範囲です。Google Calendarで個人をブロックすると、その人物は自分のアカウント全体のブロックリストに追加されます。

その結果、ブロックに対応している他のGoogle製品でも、その人物とのやり取りがブロックされます。逆に、別の対応Google製品ですでにブロックしている人物からのCalendar招待もブロックされます。

つまり、Google Calendarの中だけで「この人からの予定招待だけを止める」という完全に独立した設定ではありません。Calendarからブロックする場合でも、Googleアカウント全体のブロックリストに反映されることを理解しておく必要があります。

ただし、Googleの発表は「対応しているGoogle製品」を対象としています。Googleのすべてのサービスで、その相手とのあらゆる接触が完全にできなくなるとまで広げて考えることはできません。

相手がGoogleアカウント利用者かどうかで、CalendarとGmailを使い分ける

不要な予定招待を受け取ったときは、まず相手がGoogleアカウントを持つユーザーかどうかを確認すると、どの機能を使うべきか判断しやすくなります。

Google Calendarのユーザーブロック機能で対象にできるのは、Googleアカウントを持つユーザーからの招待です。この場合は、Calendarのユーザーブロックを選択肢として検討できます。

一方、非Google Calendarユーザーからの招待をブロックしたい場合、GoogleはGmailのブロック機能を使うよう案内しています。Gmailで相手をブロックすると、その相手からのすべてのメールがブロック対象となり、Calendarイベントを作成するメールも含まれます。

そのため、Gmailのブロックを「Calendar招待だけを止めるための代替機能」と考えないことが大切です。Gmail側でブロックした場合は、Calendarイベントに関係するメールだけでなく、その相手から届くメール全体が対象になります。

ブロック前の判断ポイントを整理すると、次の4点です。

  • 招待を送っている相手はGoogleアカウントを利用しているか
  • Calendarでブロックすると、アカウント全体のブロックリストへ追加されることを理解しているか
  • 相手が非Google Calendarユーザーであれば、Gmail側でのブロックが必要か
  • Gmailでブロックした場合、その相手から届くメール全体が対象になることを理解しているか

このように、「誰から届いた招待か」と「何を止めたいのか」を分けて考えると、CalendarとGmailのどちらを使うべきか判断しやすくなります。

全Google Workspace顧客・Workspace Individual・個人アカウントが対象、9月18日までにロールアウト完了予定

今回の機能は、すべてのGoogle Workspace顧客、Workspace Individual加入者、個人のGoogleアカウント利用者が対象です。特定のGoogle Workspaceエディションだけに限定された機能ではありません。

また、管理者向けのコントロールはありません。Google Workspaceの管理者が組織単位でこの機能を有効化したり、無効化したりするための管理者設定として発表されたものではありません。

ロールアウトはRapid ReleaseとScheduled Releaseの両ドメインで、2026年8月18日からExtended rolloutとして始まっています。Extended rolloutは、機能が表示されるまで15日を超える可能性がある段階的な展開です。

Googleは当初、2026年9月2日までにロールアウトを完了する予定としていました。しかし、8月28日に展開ペースを更新し、現在は9月18日までの完了を見込んでいます。9月18日は提供開始日ではなく、8月18日から始まった段階的なロールアウトの完了予定日です。

そのため、対象となるアカウントを使っていても、ロールアウトの途中では機能がまだ表示されていない場合があります。「対象ユーザーであること」と「自分の画面ですでに利用できること」は分けて確認する必要があります。

Google Calendarのユーザーブロックを使う場合は、対象となる相手と影響範囲の確認が欠かせません。Googleアカウントを持つ相手からの招待にはCalendarのユーザーブロックを、非Google Calendarユーザーからの招待にはGmailのブロックを検討し、それぞれがどこまで影響するのかを理解したうえで選ぶことがポイントです。

出典: Managing unsolicited event invitations with user blocking in Google Calendar

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この記事を書いた人

Focus4編集部のアバター Focus4編集部 ビジネスとテクノロジーを多角的にフォーカスするWEBメディア

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