2026年9月16日、エンは、オンライン適性検査「Talent Analytics」の2023年度から2025年度のデータを基に、学生・社会人の性格や価値観の変化を公表しました。「安定志向」などの上昇が示されるなか、就職先を選ぶ大学生では「安定」と「給与」がどう変化しているのか、マイナビの同一調査シリーズ3卒年分から確認します。
マイナビの「大学生就職意識調査」は、各卒年の全国の大学3年生・大学院1年生を対象に、企業を選ぶ際にどのような会社がよいかを尋ねています。回答者は当てはまる項目を2つまで選びます。各卒年で対象となる学生は異なるため、ここでは同じ個人の変化ではなく、卒年ごとの回答割合の推移として比較します。
2025年卒では、「安定している会社」が49.9%で6年連続最多となり、「給料の良い会社」は23.6%でした。
2026年卒では、「安定している会社」が51.9%へ上昇し、前年から2.0ポイント増えて初めて5割を超えました。「給料の良い会社」も25.2%となり、前年から1.6ポイント上昇しています。
「安定」は55.4%へ 2027年卒でも上昇が続く
2027年卒では、「安定している会社」が55.4%となり、前年から3.5ポイント上昇しました。8年連続で最も多い回答です。「給料の良い会社」も26.6%へ1.4ポイント上昇し、5年連続で増加しました。さらに、この年は「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」の25.5%を上回り、企業選択で2番目に多い回答となっています。
2025年卒から2027年卒までの3卒年で見ると、「安定している会社」は49.9%から55.4%へ5.5ポイント、「給料の良い会社」は23.6%から26.6%へ3.0ポイント上昇しました。途中の2026年卒でも両項目は前年を上回っており、「安定」と「給与」を選ぶ割合はいずれも3卒年続けて高くなっています。
一方、エンの適性検査では、2023年度から2025年度に、キャリアの安定を求める「安定志向」に加え、特定分野で専門性を高める「スペシャリスト」と、決めたことを粘り強くやり抜く「持続性」も上昇したと報告されています。学生と社会人を含む別の測定であるため、マイナビの割合とは直接比較せず、同時期に観察された価値観の変化として位置づけられます。

大学生の企業選びでは、2025年卒から2027年卒にかけて「安定」と「給与」を挙げる割合が継続して上昇しました。とくに2027年卒では、「給料の良い会社」が「自分のやりたい仕事(職種)ができる会社」を上回っており、給与を重視する回答の位置づけにも変化が表れています。
マイナビ「2025年卒大学生就職意識調査」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20240416_74092/
マイナビ「2026年卒大学生就職意識調査」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20250423_95696/
マイナビ「2027年卒大学生就職意識調査」
https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260424_109895/
エン株式会社「『安定・専門性』志向が高まる一方、「理想と現実とのギャップへの耐性」は大幅に低下。3年間のデータから見えた、学生・社会人の性格・価値観変化。」
https://corp.en-japan.com/newsrelease/2026/46492.html
