派遣会社の営業・コーディネーター1,038人への調査で、マッチング機能を業務の中心に使う企業は9.5%でした。システムの有無より、提示と進捗管理の運用が稼働率を分けています。
調査から見える今回の論点
株式会社ゼクウは「派遣マッチングの「稼働率」を左右する3大変数に関する調査」を公表しました。この記事では、発表資料の事実を整理し、読者と企業が確認すべき課題と実行可能な打ち手を考えます。
重要ポイント
- 業界平均の稼働率は21.1%、提示量上位層は33.6%
- 担当者の処理限界は求人6~10件、スタッフ7~10名に集中
- 48.4%はシステムを記録中心で利用し、中心活用は9.5%
- 中心活用企業の初回提示量は1.8件から3.1件へ、稼働率は20.7%から24.3%へ
- 調査は稼働スタッフ50人以上の派遣会社に勤める1,038人が対象
調査概要と主要データ
調査期間は2026年2月27日から3月2日です。稼働スタッフ50人以上の派遣会社で営業やコーディネーターを担当する1,038人に、提示量、処理速度、処理限界、マッチング機能の運用状況を聞いています。
| 項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 発表主体 | 株式会社ゼクウ |
| 発表日 | 2026年5月11日 |
| 一次資料 | 派遣マッチングの「稼働率」を左右する3大変数に関する調査 |
数字の背景にある本質的な課題
担当者が同時に扱える件数を超えると、追客、進捗管理、初回提示の順に業務が滞る回答が多くなりました。課題はシステム導入の有無ではなく、候補抽出と進捗管理を日々の標準業務に組み込めていないことです。ただし、調査結果は関連を示すもので、中心活用だけが稼働率差の原因だと断定はできません。
明日から進められる打ち手
- 初回面談で提示した求人数と、求人ごとの候補提示数を同じ定義で記録する
- 担当者別に同時進行件数を確認し、10件前後を超える前に分担を見直す
- マッチング機能を記録だけに使わず、候補抽出と進捗確認の標準手順に組み込む
- 稼働率だけでなく、追客の遅れと初回提示量を先行指標として定期確認する
最初から大きな制度変更を行うのではなく、対象業務を絞り、実施前後の状態を同じ基準で確認することが重要です。資料が示す範囲を超えた効果は断定せず、自社の結果を記録して次の判断につなげます。
出典
株式会社ゼクウ「派遣マッチングの「稼働率」を左右する3大変数に関する調査」/発表日:2026年5月11日
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000180753.html
Focus4編集部
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